男女別の骨盤のズレと骨盤のズレ方・つくばカイロプラクティック整体院
当院では骨盤調整を基本に施術を行います。肩こり頭痛でも土台である骨盤を調整した場合としない場合では結果が大きく変わる場合もあります。
いつも思うのですが男性も歪みはしますが骨盤は圧倒的に女性のほうが歪みます。
それはなぜでしょうか?
女性の骨盤がズレやすい理由
1・構造的問題
男女の骨盤の形は、簡単にわかりやすく説明すると男性は縦型、女性は横型です。女性のヒップの丸みはこの骨盤の構造的な違いから起こります。
女性の横型の骨盤は、妊娠した際、子宮で赤ちゃんが育ちやすいようにできています。男性の縦型は安定性があるため力仕事に向いています。なぜ縦型だと安定性があり、横型は安定性が少ないのかは、図にもあるように坐骨感が広かったり腰椎(骨盤上部)から骨盤の腸骨までの距離が広いため安定性に差が出ます。
2・生理
生理中は骨盤が開くため、骨盤が緩くなります(緩くなるとは、後半に説明)。毎月緩くなる時期があるため安定性がなくなります。
3・出産
妊娠中はホルモンの関係で靭帯が緩くなります。そこに出産で赤ちゃんが産道を押し広げて出てきます。この時の靭帯の緩みや筋肉(骨盤底筋など)のダメージは相当あります。男性では考えられないほどのダメージなのでしょう。
骨盤のズレ方
骨盤のズレ方には、たくさんの考え方があるようです。
反り腰と丸い腰、左右高さのズレ、左右対称差の恥骨、ASIS、腸骨の後傾前傾の問題などいろいろなことを言われています。
どの問題も間違いではないのでしょうが、すべての問題を起こしているのが、仙腸関節になると思います。
そして、この仙腸関節もたくさんの考え方があるようです。
まず医学的(整形外科などいわゆる医師)には仙腸関節は動かない、不動の関節とされています。カイロプラクティックや整体・オステオパシーでは仙腸関節にはわずかな動きがあるとされています。このわずかな動きが大切と言われています。ここで決定的な違いがあるので治療の考え方が違います。腰が痛い患者さんが来たとき医学的には仙腸関節(骨盤)に原因がないわけですから治療ポイントは腰椎になります。筋肉による痛みはほぐす治療法がないので問題外でありシップを渡されて様子見てね、となるわけですね。
整体・オステオパシーとカイロプラクティックにも違いがあり整体・オステオパシーでは可動性、カイロプラクティックでは後傾前傾の問題でそれこそズレのイメージですね。
私は整体・オステオパシーの可動性が大事だと思います。
さて、この仙腸関節の問題ですが、当院のブロック療法では仙腸関節の離開と言われています。筋膜や筋肉を見る整体ではガチガチに固まっていると言います。正反対のイメージですが、これは、関節は離開(ユルユルなイメージ)しますと周辺の筋肉はユルユルで崩れそうな仙腸関節を保護します。この時ガチガチに固まるわけですね。
当院の行うブロック療法は手技により関節を緩めて可動性を出し、ブロックで骨盤に安定性を与えます。